大戸屋ランチが消えた日

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バーチャル炊飯器
倒置法を覚えたバカボンのパパ「いいのだ、これで」
 
確かに先々週くらいにはあったのだ。
最寄りの大戸屋に、大戸屋ランチ。
さっき、私は途方にくれながらメニューを眺めていた。

大戸屋ランチ…ないんか…

大戸屋ランチが徐々に大戸屋から消えている事はわかっていた。

普段は行かない大戸屋の別店舗で、大戸屋ランチがメニューに無かったので一応聞いてみたのだ。

「大戸屋ランチ…って、ないんですか?」

店員「すみません、ないんです…。実は僕最近入ったばかりなんですが、先月まであったらしくてよく聞かれるんです。…大戸屋ランチってそんなに美味しいんですか?」

「美味しいんですよ。『ランチ』とは言うものの全時間頼めるメニューでして、値段が割と安くて、唐揚げが3個くらい、カボチャコロッケが一個、目玉焼きが一個ついてて、大人のお子様ランチみたいな感じで!」

店員「…それは…美味しそうです…」

ちょっと熱が入りすぎて新人店員を怖がらせてしまった。
しかし彼はいいやつだな、多分。なんとなくそんな気がする。
その時は代わりにチキンかあさん煮定食にしたんだったか。

それも半年も前の話である。

ネットサーフィンをしていると、「そんな一言一句会話を覚えてるわけない。嘘松〜」というコメントを度々見かけるが(それも半年前くらいまでかもしれない)、この時の会話は一言一句覚えている自信がある。
人は生存に必要な記憶は忘れにくいという。
この大戸屋に大戸屋ランチがないという情報は生存に必要な情報だ。

私はしっかり記憶していた。

そんな事があってから半年間、最寄りの大戸屋に大戸屋ランチは有り続けた。
私はすっかり油断していた。

この大戸屋は大戸屋ランチやめないんだな、と。

そして今日、途方にくれながらメニューを眺めるに至ったのだった。
どうやらメニュー改訂とともに全体的に値上げしたようだ。
大戸屋ランチをそのまま値上げするのははばかられたのだろう。
大戸屋ランチの唐揚げが肉団子にすげかえられたメニューが大戸屋ランチより150円高く新登場していた。
値上げは仕方ない。向こうも商売だ。

しかし、もうあの内容のメニューがなくなるというのは残念だった。

この気持ち、最近もどこかで…
そうだ、会社近くのスタンド蕎麦が値上げした時、お気に入りメニューの山かけ蕎麦のとろろがだいぶ減っていた時の気持ちだ。
あの時は、もう少し値上げしてでもいいし、トッピングとして追加料金でもいいからとろろを元の量にしてくれと思ったのだった。
値上げは仕方ないが、モノまで変えないでくれ。

それまで週に3日はそのスタンド蕎麦屋に通って必ず山かけ蕎麦を注文していたのが、今ではごくたまに気が向いた時しか行かなくなった。

最近はいろんなところで値上げ傾向である。
そんな中、単なる値上げですまないことがたくさんあるのかもしれない。
心しておかないと、また途方にくれる羽目になる。

そんな事を思いながら、また大戸屋ランチの代わりのチキンかあさん煮定食を食べ終えたのだった。

普段は書かないお客様アンケートに「大戸屋ランチ復活希望!」とだけ書いて店を出た。
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