スーパーサバンナヒストリー

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おこめ大統領

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マヨネーズが苦手

※過去にTwitterに投稿したイラスト(一部修正)が主軸となっております。以下本編

こんにちは、動物ドキュメンタリー番組「アニマルアース」の時間になりました。

──野生動物の宝庫であるサバンナ

しかし、資源に限りあるその世界では、多様性は同時に過酷の生存競争に晒されているということも意味しています。

今日はそんなサバンナの過酷な環境を生き抜いてる動物たちを紹介していきます。

 

強敵を穿つ黒白獣! 果たしてその真意とは……

あそこに佇むのはシマウマですね。

その特徴的な縞模様は獰猛な肉食動物の視覚を欺き、草原と同化することでお馴染みですが、近年の研究では、その縞模様は病気を媒介する吸血バエから身を守る効果もあるとされています。

まさにサバンナでの生存に特化した生物と言えるでしょう。

そんなシマウマが、生態系の頂点に立つとも言われるトラと対峙しています。普段は草原等の開けた場所を好まないトラですが、食料を求めてやってきたようですね。

 

目の前にトラがいるにも関わらず余裕の表情を浮かべております。

草食動物でありながら強者の立ち振る舞い。その余裕はいったいどこから生まれてくるのでしょうか。

 

塾で先に習っていたので、他のシマウマに比べて知識を持っていたということですね。

知識はなによりの武器になります。きっとあのシマウマは今後もこの過酷な生き残るでしょう。

 

油断大敵! 猛虎に迫る魔の手!

打って変わって、こちらのトラは狩りに成功しているようです。

トラの狩りの成功率1割と言われているため、その食事シーンを見ることが出来るのは非常に貴重といえるでしょう。

 

ぎょうにんべんを仕留めたようです。ぎょうにんべんは部首の中では警戒心が薄いため捕食の対象になりやすいとされており、現在ワシントン条約で保護されています。

しかし、ここはサバンナ。

久しぶりの食事にありつけたという安心感からか、捕食者が次の瞬間には被捕食者になるような過酷な環境であるということを、このトラは忘れているようですね。

 

背後から近づいていたぎょうがまえに気が付かなかったようです。ぎょうがまえに捕食されて「街」にされてしまいましたね。

サバンナでは日常茶飯事です。彼もまた食物連鎖の不変の頂点とはなり得なかった。ただそれだけです。

 

驚異の被捕食者! 世界を揺るがしたあの生物!

おや、今度はアリクイですね。

アリの巣にその長い舌を入れて食べるアリクイは、1日に3万匹も食べると言われております。しかしながら、どうやら今はアリではない生物と対峙しているようです。

アリ以外でアリクイと関わりが深い生物というと、やはりアレでしょうか。

 

やはりアリクイクワレですね。

皆さんもご存じのとおり、アリクイクワレはアリクイに食べられることに執着している生物です。

2009年に生物学者の米田弘重氏に発見され、「アリクイクワレ(学名:Vermilingua manducare)は無顎類を含むあらゆる脊椎動物の祖である」という研究成果から、2019年に日本人5人目となるノーベル賞生理学・医学賞を受賞したというのも記憶に新しいです。

しかし、アリクイクワレのサイズはアリクイの口よりも大きいため、決して食べられることはありません。「蟻喰わずして山河あり」という杜甫の一節も有名ですね。

 

百獣の王を手なずける謎の少女!

サバンナに生きるのは何も野生動物だけではありません。ヒトもまた、その地に身を寄せて暮らします。

サバンナに住む一番有名なヒトと言えばマサイ族でしょうが、あそこにいるのはまた違った部族のようですね。

 

あれは受験生です。このあたりにも住んでいたのですね。彼らは志望校に受かるために日夜勉強している頑張り屋さんです。

彼らの特性としてはケアレスミスが挙げられます。

今もまさにでしょう。ライオンは入試には持ち込めないということを見落としていたようです。電卓が付いており、英字も刻まれているため、多くの試験においてライオンを持ち込むことはできません。ケアレスミスはなるべく無くしていきましょう。

 

草原を駆ける癒しの巨躯! つぶらな瞳は何を見る⁈

お次は動物園でも人気のゾウです。

あの体の青さはアフリカゾウでしょうか。アフリカゾウは成長するごとに体に青みがさしていき、やがて空になります。地球を支えるのはアジアゾウの方が担当しています。

数年前までは地動説が支持されていましたが、近年の学会では、地球は巨大なゾウによって支えられている円盤状の構造物であるという説が非常に有力視されています。ニュートリノの発見を機に研究が進んだ比較的新しい研究分野なので、常にアンテナを張っていきたいところです。

さておき、こちらのゾウは何をしているところでしょうか。少し近づいてみましょう。

 

酸素に名前を付けているところでした。子どものゾウは非常に頭がよく、ああいった遊びを独自に覚えていくそうです。ゾウの優しさというのも、こういった性質に由来するのでしょう。

 

おやおや、名前を付けた酸素を一気に吸い込みました。子どものゾウは非常に頭がよく、ああいった遊びを独自に覚えていくそうです。ゾウの優しさというのも、こういった性質に由来するのでしょう。

 

命を分かつ遁走! 2匹の雄の決死の対決!

サバンナがどれほど厳しい環境であるか、皆さんもお分かりいただけたでしょう。

では、なぜサバンナは野生動物の宝庫になっているのでしょうか。激しい生存競争に晒されていながらも、多くの種がその地で生息しているのはなぜでしょうか。

理由は簡単です。

サバンナには摩擦がないからです。

 

ちょうど、あちらでチーターとガゼルが命を賭した鬼ごっこをしていますね。彼らは長い時間をかけて、この摩擦のない環境の移動に適したフォルムに進化しました。そのため、摩擦がある環境では本来のポテンシャルを発揮できません。

彼らにとって、サバンナにいることこそが最適な生存戦略なのです。

 

キリンもこう言っていますし、本日はこの辺でおしまいです。

それではまた次回お会いしましょう。さようなら。

 

おわり

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