【高所恐怖症】圧倒的恐怖を得るためにスカイダイビングに行ってみた

体験レポート
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おこめ大統領

おこめ大統領

マヨネーズが苦手

スカイダイビング開始

 

15分ほど経った頃、つまり体感にして40分飛行機に揺られたところでアナウンスが鳴りました。

 

1分前セスナよ~

 

落下までのカウントダウンがついに下されてしまった……。

 

 

あー、鳴るなーそんなアナウンス

体に悪いアナウンスだ

もっと、こう、日々の小さい幸せとかをアナウンスしてくれよ

ふ~、ほんとに嫌になってきた。俺はなんでここにいるの?

 

あー、マジで怖くなってきた。やばい。

余裕はなくなると、本当に語彙がなくなってきます。こえーです

 

10秒前~

 

あと10秒?! 早いって!!

 

声にならない呻きを上げながら、顔が強張るおこめ。ぽんぽん落ちていく人達

そして自分の目の前で一緒に来ていた友人が落ちていった

 

 

 

 

わぁぁぁぁあ!!!

 

知ってる人が落下していくのを見るの、本当にめちゃくちゃ怖い!

 

やばい! やば! まじで!! マジデ!!!!!!!

 

そしてじりじりとドアに近づいていくインストラクターさん。

抵抗することも出来ず、僕もぬるぬるとついていくしかない。

 

 

 

やばいやばい!

せめてカウント! カウントダウンをして!

 

 

 

ほんとにまずいって! 一旦止まりましょう!

僕の身体、もう機内のどこにも触れてないですよ!

 

 

 

 

あ……!

 

 

 ゃ
  ぁ
   ぁ
   ぁ
   ぁ
  ぁ
 ぁ
ぁ 
ぁ  
 ぁ  
 ぁ 
  ぁ 
 ぁ
 ぁ
 ぁ

 

 

 

 

 

こっっっっっっっっっっわ!!!!!

 

 

え?

 

うそうそ、

 

 

こっっっっっっっっっっわ!!!!!

 

スプラッシュマウンテンに乗った時のような内臓の浮き上がる感覚、いわゆるエアタイムが「こんな長時間?!」ってくらい長いこと体の中を引っ搔き回します。

 

「もしパラシュートが開かなくなったら、あの田んぼの栄養に……」というビジョンが頭にこびりつきました。

 

そして、落下しているはずなのに、地面が近づいてこないという認識の不和でちょっと酔ってきます。

 

 

っっっっっっっっっ!!!!

 

めちゃくちゃ叫びたいのに、怖すぎて口や喉に力が入って全然声が出ね~~~!

ジェットコースターとかで声を出せる人は、あれは余裕があるからこそできることなんだな!

学びを得てる! 俺は今、新しい知識を得ている! 現実逃避の一環として!

 

しばらくして肩をポンポンと叩かれました。

これは「手をバンザイにして」という合図です。

 

ぬぐぐ……

 

 

 

おりゃぁぁぁあ!

 

 

渾身の思いで、なんとか両手を広げました!

 

落下からこのタップまで2分くらい経過しているのかと思いきや3秒くらいしか経ってなかった。

(※帰宅して映像を見返してて気が付いた)

 

まじで怖すぎて時間が引き延ばされてたらしい。

 

 

圧倒的恐怖を!

取得成功!!

 

 

ただ走馬灯とかは全然なく、シンプルな恐怖がただ続いただけでした。走馬灯って嘘松かも。

そんで、20秒くらい落ちると、体に異変が出てきました。

 

エアタイムの浮遊感と気持ち悪さがなくなってきました。

 

そして、意外と速度を感じないことに気が付きます。よくよく集中してみると、ただ強風を浴びてるだけに近いかも。

こんな高いところで風を浴びてるのに全然寒くもない!

 

うおー!すげー!気持ちいい!

 

今まで味わったことない感覚に高揚感を覚え、もう純粋に楽しんでました。

 

めっちゃ楽しい!!!!

 

どぅわ!!!

 

パラシュートが開いて体がぐいっと引っ張られます。

 

 

パラシュートが開くと体が急上昇するイメージでしたが、そんなことは無く、ただただ強く引っ張られました。
落下の緊張感が溶けたこともあり、体力が一気に持っていかれました。

初フリーフォールはどうでした?

 

めっちゃ気持ちいです! 最初だけめっちゃ怖かったけど、すぐに最高になりました!

 

 

ほんとに楽しかった。めっちゃ自然に「楽しい」って言ってました。

 

正直、パラシュートが開いたのが惜しかった。

 

もっと落ちたかった!

 

体が落下に慣れてきてだいぶ楽しくなってきたところだったので、もう少し落ちていたかった感もあります。

とはいえ、落下中はちゃんと見れなかった景色をここでようやく楽しめました。

 

景色すごいキレイだ!360度どこを見渡しても絶景!

 

こっちが東京ね。スカイツリーあそこにあるけど、見える?

 

見えます見えます!すごい!!

 

どこに目を向けても、何の障害物もなく景色が見れることにマジで感動してます!

現在地から40km以上も離れているスカイツリーがはっきり見えます。ほんとに天気に恵まれた。

 

なんか、落下時の緊張感が解けたからか、逆にリラックスしてきました。

おかげですごい穏やかな気持ちで景色を楽しめます。

展望台や飛行機から見るのとは、また違った感覚です!

 

 

じゃあ旋回するよ~

これ地面とほぼ平行になってますよ!

遠心力! 遠心力で体が持っていかれる!

 

目の前に地面がある感覚があり、旋回はかなり怖かったです。

でも、なんか巨人に振り回されてるみたいでちょっと楽しいかも

 

というか、パラシュートって片手で操作できるものなんですね。

 

左手でカメラ撮影してるから、右旋回しか出来ないけどね。

 

東京に比べて、北の方は少し自然が多めだ。

ほんとは富士山もきれいに見えたのだが、映像に映ってなくてとても残念。

 

霞の向こうのうっすら見える富士山は本当にきれいだったし、それと同じ高さにいたという感慨がさらにその感情を後押しします。

 

ある方向を見ると大都会、ある方向を見ると高い山々、ある方向は田んぼ、そして海。

日本の景色を一挙に眺めることが出来て満足感がすごいです。

 

 

そうこうしているうちに、あっという間に地面に近づいてきました。

パラセイリングは5分くらいとのことでしたが、ほんとにあっという間でした。

 

 

ずざさささささ

 

 

さいっっこう!!!

 

 

落ちてる感覚は本当に、ただ強風にあおられてるだけのような感じでした!

 

だからこそ絶叫マシンが苦手な自分でも楽しめて、それがかえって気持ちよかったです!

パラセイリングもゆったりしていて、後ろに人がいる安心感もあるので、個人的には高所恐怖症でも割と大丈夫でした。

 

それよりも、遠くに見える富士山や田園風景、スカイツリー、東京湾とかの景色が最高で、楽しさがはるかに恐怖を上回ります!!

 

高所としての恐怖はセスナ機の中が最恐でしたね。

 

終わった後に別のダイバーさんと話していて、こんなことを言われました。

 

絶叫マシンはアグレッシブ。スカイダイビングはメロウな楽しさ

 

確かに絶叫系はドーパミンどばどば系のスリリングな遊びで、スカイダイビングはもっと自由度も高く、全身脱力でリラックスしている感はありました

 

しいていうなら、

 

落ちてるとき ⇒⇒ アグレッシブ

パラシュートを開いてから ⇒⇒ メロウ

 

なので、一個の体験で2つの楽しさを享受できる、類を見ないお得体験でした!

 

色んな事をツラツラ書きましたが、本当に面白かったし、本当に怖かったし、最高でした!!!

 

 

圧倒的感情を得ることに成功……

 

そういえばかなり忘れていたが、元々の目的は「圧倒的恐怖心を得て、感情をめちゃくちゃ発生させる」でした。

 

恐怖心は最初だけエっグイ得られたが、以降はただただめっちゃ楽しかったのは前述のとおりです。

まぁ想定とは違ったが、ドデカイ感情は得られたので目的自体は達成できたのではないでしょうか! 

 

今なら感性がバチバチに刺激されてていい句が読めるかも!

 

 

おぉ、一筆目から、何やら上達を感じさせる。

 

これはいい出来が期待できそうだ!

 

 

おぉ! 上手くなってる気がする!

Z軸も感じられるし。

 

思わず情景が呼び起こされるいい句が出来たのではないでしょうか。

ずっと奥行きの話をしていることもあり、立体感があります。

立体感はあったほうがいいって彦摩呂も食レポで言ってましたし、きっと最高の歌になったはず。

 

在原業平が「ちはやぶるとか言ってる場合じゃねぇ!」って言って騒いでる様が目に浮かびます。

 

ビフォーアフターを比べてみても、出来は明らかと言えます。

 

 

スーパービッグ金賞と、金賞の赤ちゃんを与えよう

 

金賞の核家族も手に入れたことなので、今日は一旦帰りましょうか。

 

ありがとう、東京スカイダイビング!

めちゃくちゃ楽しかったです!

 

 

 

 

 

 

スーパー後日談

 

翌日、僕はある場所に来ていました。

 

彼は、お台場のパレットタウン大観覧車。

高さ115mで、16分かけて一周する人気アトラクションです。

 

ここに来た理由は、もちろんただ一つ。

 

 

もう高いところ大丈夫な気がする。

 

 

上空3,800mからの落下を経験した今の僕は、高所恐怖症を克服しているはずです。

 

だって、日本に生きている以上、飛行機やヘリコプターを使わない限り、そこより高い地点には行きようもないし、もう日本国内に僕を恐怖させる存在なんてないはずだ。

 

115mではしゃいでるミニミニ観覧車なんて玩具に見えているぜ!

 

 

ひっく~~~~~い

 

 

 

 

ちっちゃ~~~~い

それじゃ、楽しませてもらいましょうかね……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

はぁ……

 

はぁ……

 

 

高いところはもうこりごりだ~

 

 

 

今回お世話になった東京スカイダイビングクラブさんの公式HP(再掲)

https://tokyoskydivingclub.jp/

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