フエラムネを箱買いしてフエ星人を出す話

好きを語る
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ぜつ
手で切れるものをハサミで切ったら人として豊かだと思いつつも一度も使ったことはない。

これは我が家のフエラムネ玩具コレクションです。
先ほど出した玩具もここに加えてあります。

 

しかしこの中には危険な玩具が多数含まれています。
クソつまらないカス玩具達の中に、隙あらば人類に鉄槌を下そうと、虎視眈々と狙いを定めている奴がいます。それを今回、ランキング形式でお伝えできればと思っております。題して。

 

第五位

【跳ねるヘリコプター的なやつ】
プロペラ部の鋭利な突起に加え、地面と接するスキッド部がとにかく厄介。
このヘリは不時着なんかを想定しちゃいない!
紛争地帯を縦横無尽に飛び回る軍用ヘリだ!
これを安易な気持ちでねじ込もうものなら、そこはあっという間に紛争地帯と化し、とどまることを知らない戦火は瞬く間に全世界に広がるであろう。

 

第四位

【ロボ怪獣】
縦長の形状から一見すると余裕かと思うかもしれないが、そこに落とし穴がある。
実物は他の玩具と比較するとかなりの巨体で、その横幅も侮れないのだ。
さらに尻尾の先と足の爪部分が返しになっており、頭からねじ込むのは至難の業。
所が尻尾から入れると出す際に返しが牙を剝き、怪獣が内部で蹂躙する事となるだろう。
進むも地獄、戻るも地獄、街がロボ怪獣によって破壊されてゆく様を、我々人類はただ見ている事しか出来ないのだろうか。

 

第三位

【甲虫軍団】
昆虫シリーズの中でも一際大きいのがこれら甲虫軍団だ。
ギザギザの足にカブトの角やクワガタのオオアゴ。
これらをねじ込もうものなら「これがムシキングの実力かあああ!」と叫び転げまわった後、涙ながらに許しを請うであろう。
「お虫様、どうかお許しを」
人類は思い知る事になる。
奴らは虫の王どころではない、地球のキングなのだと。

 

第二位

【働く車スタンプ】
人間が仕事で使う作業車達。
しかし本当に使われているのは一体どちらかな?
どの向きで入れても鋭利な矛先が牙をむくまさに全身凶器作業車。
彼らは人類を八つ裂きにする為だけに作り出された”はたらくくるま”だ。
「愚かな人類よ、わがスタンプにインクはいらぬ。貴様のあふれ出る血で、2枚目も3枚目も同様に捺印してくれるわ!」

 

第一位

【デスバタフライ】
その美しく華麗に舞う姿を見たものはいない。
いや、正確にはそれを見て生きている者はいない。
空をひらひらと漂うその姿はこの世で最も美しく可憐。
人々はその舞いに魅了され、抵抗する力も奪われる。
やがて蝶は天高く舞い上がり消えゆく。
舞いの終焉は人生の終焉。
「なんと美しい…」
その言葉を最期に、もはや存在する意味をなさない肉体は花火のように木っ端みじんに砕け散ると言う。
その散りゆく姿もまた美しいのだろう。

 

人はどうして辛い思いをしてまでねじ込むのか。一体何を得ようともがき苦しむのか。

僕はまだその答えを持ち合わせてはいない。 ある有識者は語った。 「ねじ込むとかねじ込まないとかではない、気が付けばそこにあるものだ」と。 フエラムネの玩具は危険だ。だがそれ以上に人々を惹きつけて離さない存在だ。 どうかこれをご覧の方々は気を付けてほしい。さもないと、気が付けばもうそこにあるのかも知れませんよ。

 

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手で切れるものをハサミで切ったら人として豊かだと思いつつも一度も使ったことはない。
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