最新記事 by パスカ (全て見る)
- パスカの大阪路上観察録 ~その1~ - 2020-08-16
- のどを潤せない自販機を集めました - 2020-07-17
- よく見るとでかいピクトグラムを集めました - 2020-06-16
いつものように路上観察をしていたある日。
大阪のとある商店街にて、装飾テントに書かれた電話番号に目が留まりました。
(明らかに6が書き足されてる……)
もしかして間違っちゃったのかな、とも思ったその瞬間、ふと懐かしい記憶が蘇ってきました。
(そういえば、電話番号が増えたことあったな……)
その後ネットで確認したところ、記憶違いではなかったようで、1999年1月1日に電話番号の枯渇を防ぐため、確かに市内局番が一桁増やされていました(大阪は6)。
この店がそれから20年もの間を、6を書き足すだけで乗り切ってきたかと思うと、何だか大阪らしくてグッとくるものがありました。
そこで僕はこのような電話番号を『付け足し市内局番』と名付け、2ヶ月ほど似たようなのがないか探してみました。
さすがに多くは残っていなかったですが、いくつか溜まったのでまとめます。
まず、これは立体文字看板なのですが、明らかに6だけが小さく、数字1つ分も入らないスペースに無理くりねじ込んだ感が否めません。
想像の域を出ませんが、『付け足し市内局番』っぽいです。
手書きで足されて、薄くなった6。
間違いなく『付け足し市内局番』ですが、奇妙なことに6を置くスペースがキチンと確保されています。
番号が増えることを想定して作られたのなら、かなりレアな気がします。
一見すると普通ですが、左側の6だけ微妙に色が薄くなっています。
もしかすると後から付け足して、そこだけ早く劣化したのかも。
これは分かりやすい『付け足し市内局番』。
狭い隙間に6をねじ込んでいます。
これも凄く付け足しています。
しかも電話マークを無視して上から。
他の字も手書きっぽいので、電話マークがなければ付け足しと気づかなかったかもしれません。
また、『付け足し市内局番』を探しているうちに別のパターンも発見しました。
お店の電話番号にありがちな語呂合わせですが、6だけ無視されています。
おそらく語呂合わせを作った後に6が増えたのでしょう。
これもある意味『付け足し市内局番』と言えるかもしれません。
これも6無視タイプ。
幼稚園なのに仲間はずれがいるというのも面白いです。
これで僕の持つ画像は以上です。
今回は大阪だけを巡ったので全て6でしたが、他県の違う数字のバージョンも見てみたいですね。
ではまた。
(終)
最新記事 by パスカ (全て見る)
- パスカの大阪路上観察録 ~その1~ - 2020-08-16
- のどを潤せない自販機を集めました - 2020-07-17
- よく見るとでかいピクトグラムを集めました - 2020-06-16