付け足し市内局番を集めました

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パスカ
自由律俳句と路上観察の人です。私家版の自由律俳句集も発売中。

いつものように路上観察をしていたある日。

大阪のとある商店街にて、装飾テントに書かれた電話番号に目が留まりました。

 

(明らかに6が書き足されてる……)

 

もしかして間違っちゃったのかな、とも思ったその瞬間、ふと懐かしい記憶が蘇ってきました。

 

(そういえば、電話番号が増えたことあったな……)

 

その後ネットで確認したところ、記憶違いではなかったようで、1999年1月1日に電話番号の枯渇を防ぐため、確かに市内局番が一桁増やされていました(大阪は6)。

この店がそれから20年もの間を、6を書き足すだけで乗り切ってきたかと思うと、何だか大阪らしくてグッとくるものがありました。

そこで僕はこのような電話番号を『付け足し市内局番』と名付け、2ヶ月ほど似たようなのがないか探してみました。

さすがに多くは残っていなかったですが、いくつか溜まったのでまとめます。

 

まず、これは立体文字看板なのですが、明らかに6だけが小さく、数字1つ分も入らないスペースに無理くりねじ込んだ感が否めません。

想像の域を出ませんが、『付け足し市内局番』っぽいです。

 

手書きで足されて、薄くなった6。

間違いなく『付け足し市内局番』ですが、奇妙なことに6を置くスペースがキチンと確保されています。

番号が増えることを想定して作られたのなら、かなりレアな気がします。

 

一見すると普通ですが、左側の6だけ微妙に色が薄くなっています。

もしかすると後から付け足して、そこだけ早く劣化したのかも。

 

これは分かりやすい『付け足し市内局番』。

狭い隙間に6をねじ込んでいます。

 

これも凄く付け足しています。

しかも電話マークを無視して上から。

他の字も手書きっぽいので、電話マークがなければ付け足しと気づかなかったかもしれません。

 

また、『付け足し市内局番』を探しているうちに別のパターンも発見しました。

お店の電話番号にありがちな語呂合わせですが、6だけ無視されています。

おそらく語呂合わせを作った後に6が増えたのでしょう。

これもある意味『付け足し市内局番』と言えるかもしれません。

 

これも6無視タイプ。

幼稚園なのに仲間はずれがいるというのも面白いです。

 

これで僕の持つ画像は以上です。

今回は大阪だけを巡ったので全て6でしたが、他県の違う数字のバージョンも見てみたいですね。

ではまた。

(終)

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