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今回は僕の趣味の一つである「日玉(にちたま)の曜」を取り上げたいと思います。
例えば街中で、こういうのを見たことはないでしょうか。
曜日の曜の代わりに使われている、日と玉の漢字。
ご存じの方もいるかもしれませんが、これは曜の略字です。
この字は人の生活の中で生まれたものなので正式な漢字ではなく、スマホやパソコンの漢字変換では出てきません。
なので使う人が減っていけば、いずれ消滅する未来も想像に難くなく、そこに危機感を覚えた僕は見つけるごとに写真に収めてきました。
結果、大阪の下町にはまだまだたくさん残っていて、写真も集まってきたので、厳選してここにまとめたいと思います。
まずはノーマルな日玉
やはり多く見られるのはお店のシャッターですね。
ここは連休で1つだけ。
ここのは2つもあります。
シャッターに限らず、看板にも。
色付きなのが良いですね。
これは病院の立体文字。
テープで書かれた日玉。
手書きが多い日玉ですが、テープは珍しいです。
そして日玉だけでなく、他の略字・旧字などの異体字も一緒に使われている場合が稀にあり、それを見つけるとよりテンションが上がります。
複合型の日玉
日玉+間と関の略字。
こういうのも変換では出てこないので、手書きならではの良さですね。
日玉+第の略字。
日玉が曜日の曜なので、必然的に第との組み合わせも多いです。
これも第との組み合わせ。
日玉が3つも。
日玉+第の略字+間の略字。
第は若干消されちゃってますけど、略字が2つで日玉が4つはかなり大収穫ですね。
日玉+後の異体字「后」。
后は医院や診療所の看板などでよく見られます。
ここは日玉3つに后の赤黒2つ。
日玉1つに后2つ。
色がある方は消えかかってます。
日玉3つに后2つ。
赤と青の組み合わせが多いですね。
ここは但しが伹しになっていて、日玉よりも気になります。
次は日玉に話題を戻して、バージョン違いの日玉を。
バージョン違いの日玉
日玉のバージョン違いで多いのが、この旺。
点がないパターンですね。
手書きでもよく見られます。
旺は旺盛や旺文社とかに使われているので、混同しやすかったのかも。
もしくは、画数が少ないから楽だったのかも。
次は、点の位置が高いパターン。
𫞂と旺には文字コードがありますがコレにはなく、手書きでしか存在しないので珍しいです。
これは点の位置が更に高いです。
これも点の位置が高く、しかも第の略字までありました。
手書きじゃないところは普通に曜なのも面白いですね。
これはちょうど真ん中に点があるタイプ。
これは上が真ん中に点、下がやや上に点という非常に珍しい一枚。
どこに点を書いても大丈夫って漢字は他に無いと思います。
そしてラストは、𡈽!
玉というより土の異体字のような気がしますが、これで何となく成立してるのが凄い!
――という感じで、以上になります。
今後も一つでも多くの日玉を見つけられるよう、目を光らせていきたいと思います。
(終)


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