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何気ない光景の中にも、気になるモノは案外あるもので、例えば最近はこういうのが気になりました。
どこにでもありそうな飛び出し注意の看板ですが、これを見た瞬間にふと違和感を覚えました。
(これ……人間がでかすぎないか?)
まっすぐ立てば車の倍はありそうなピクトグラム。
下手すると3メートルはありそうです。
しかもこの3メートルの人はこの車には入れそうにないので、車の持ち主はたぶん平均的な身長なのでしょう。
倍くらい大きい人との衝突事故。なかなかスリリングな場面と推察されます。
対象物があるが故に、激しい身長差が生まれてしまう――
この世界観に興味を惹かれた僕は、大阪の街中で似たようなものを探し歩き、いくつか発見できたのでここにまとめたいと思います。
衝突編
例えばこれもそうですね。
こちらも歩行者が3メートル近くあり、自転車の人は蹴られたら一発で吹っ飛びそうです。
ただ、この道は歩行者優先なので、自転車の人は蹴られることを覚悟の上で突っ込んできてるのかも。
それはそれで怖い気もします。
今度は対人衝突。
しかも大きい方が歩きスマホで不注意という怖さ!
小さい方の人も軽々と弾き飛んでいます。
そして地味に怖いのが、スマホが落下してきた場合ですね。
スマホは小さい方の人の頭より大きいですし、落下して直撃でもしたら……と思うとゾッとします。
車椅子編
街中でもよく見かける車椅子のピクトグラムですが、ここにも身長差が発生。
それぞれの大きさを揃えたため、車椅子と車椅子の人がでっかくなり、車輪だけでベビーカーの全長を優に超えています。
しかもめっちゃ向かい合っていて近い。
緊張感もなかなかですね。
こちらは逆に車椅子サイドが若干小さめ、というか細めで心配。
体もタイヤも、トイレの壁より細いです。
その代わり、身長差はまだ現実的ですね。
ここは車椅子の逆襲とばかりの巨大さ。圧倒的すぎます。
男女からすれば身長と同じサイズのタイヤが転がってくる訳ですから、最悪ペシャンコは覚悟するかもしれませんね。
手編
こういう手のアイコンもよく使われるため、取り合わせによってはでかくなりがちです。
この猫が平均的なサイズの成体だとするなら、それがすっぽり乗りそうなこの手はかなり大きい気がします。例えば30センチとか。
手でそれだけあるなら、背も2メートルはありそうですね。
餌としてあげている魚も小魚かと思いきや、案外ガチの魚なのかも。
最後は他人のカバンを狙う魔の手。
これはでかい!
全長は金剛力士像くらいあるんじゃないでしょうか。
正直これだけの体格差なら、胴体や頭を掴んで盗む方が手っ取り早い気がしますが、手荷物だけをこっそり狙おうとするちぐはぐさが面白いですね。
こういった類いのピクトグラムは、まだまだありそうな気がします。
皆様の街にも、もしかしたら普通にあるかもしれませんね。
(終)
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