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Aにもなり、Bにもなる。そういうマルチな物に惹かれる。
特撮ヒーローの武器なんかにありがちだ。近年の仮面ライダーの武器なんか高確率で剣にもなるし銃にもなりがちだ。これはおそらく男児が本能的にそういうマルチなものが好きだからに違いない。たぶん。
仮面ライダーを例にあげたが、同じく男児がターゲットのスーパー戦隊ではどうだろうか。結論から言えばある。スーパー戦隊の武器にもマルチなものがある。例えば『宇宙戦隊キュウレンジャー』のメイン武器は9種類の武器に変形する代物だった。マルチにもほどがある。
現行のスーパー戦隊を見てみよう、最終回が近い『快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー』(めちゃめちゃ面白い)にもマルチな武器がある。この『快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー』(名作)は少し変わり種なスーパー戦隊で、1つの番組に2つの戦隊が存在する。よって武器も2戦隊分ある。
まず快盗戦隊ルパンレンジャーの武器はその名も「ルパンソード」だ。名前からかっこいい。武器の定番「剣」と子供心をくすぐる「マジックハンド」の機能を併せ持っている。剣のおもちゃとマジックハンドのおもちゃで遊ばなかった男児はいないだろう。素晴らしいコンセプトの武器だ。
そして対する警察戦隊パトレンジャーの武器はその名も「パトメガボー」だ。
「パトメガボー」だ。
復唱しろ。「パトメガボー」だ。
パトメガボー、なんとも不思議な響きの名前だ。巻き舌で読み上げると不思議とフランス語のような品を感じる。俺はこのパトメガボーが大好きだ。今日はみんなにもパトメガボーのことを好きになって帰ってもらう。
これがパトメガボーだ。俺はパトメガボーが好きなのでパトメガボーのおもちゃを持っている。
このパトメガボーがどういうものかというと、見ての通り「メガホン」と「警棒」の機能を併せ持った武器だ。警察モチーフの戦隊としてはこの上なく正しい組み合わせだが、無骨にもほどがある。マジックハンドつきの剣と並べたときに子供はこれを欲しがるか不安になる無骨さだ。
本編では主に敵にメガホンで警告した後でそのまま警棒でブン殴れて便利だなあというような活用がなされている。なんて合理的なのだろう。どうだ、欲しくなってきただろう。
パトメガボーメガホンモードだ。美しい、というか完全にメガホンだ。トリガーを引くと音がなって楽しい。一応、メガホンモード時には催眠機能があり敵の動きを止めたりできる設定があるが本編で使われたかどうかあまり覚えていない。そもそもこのパトメガボー、あんまり出番がない。
というのもスーパー戦隊はシリーズごとに戦闘スタイルに特徴があって、剣術が主体だったり拳法が主体だったりするのだが『快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー』(超面白い)は基本の戦闘スタイルが「銃撃戦」なのだ。そういうわけで近接武器であるパトメガボーはルパンソードともどもあんまり出番がない。そこも含めて愛しいぞパトメガボー。
パトメガボー警棒モードだ。本当になんというか、ただメガホンから警棒が生えた見た目だ。機能美に溢れている。なんて暴力的なんだろう。出番が少ないとは言え活躍しないわけでもなく、そこそこ印象的なシーンやこれを用いた必殺技もある。パッケージ裏にも書いてあるが、その名も「ダメ!ゼッタイ斬り!!」だ。
……あれじゃん、薬物のやつじゃんそれ。遊びながら薬物の危険性も訴えかけることができるパトメガボー、もうかなり欲しいはずだ。
持つとこれくらいのサイズだ。子供のおもちゃなので流石に劇中サイズと比べると短いが、そこそこ長い。振り回して楽しい程度のサイズは確保されている。俺は棒を振り回すと楽しくなる。きっと君達もそうだと思う。棒を振り回すと大抵の人は楽しい気分になる。
さてこのパトメガボー、紹介してきたように大変良い品だ。だがヒーローおもちゃの宿命、番組が終わりに近づくと投げ売りされる。パトメガボー好きとしては大変複雑ながらもこのパトメガボー、いまはAmazonで840円で買える。クッソ安い。ディスカウントストアなんかを巡ればもっと安くあるかもしれない。もう買わない理由はないはずだ。パトメガボーを買おう。そしてみんなで『快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー』(大傑作)を見届けよう。パトメガボーを振り回しながら。
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