ティーバッグの限界を知る。

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Lonow
ろなうと読みます。 大阪を拠点とする愛知県民。 牛丼チェーンの中だと松屋派。

皆さんこんにちは、Lonowです。

だんだんと気温が低くなってきましたが、いかがお過ごしでしょうか?

私は毎日こたつに入って紅茶を飲みながら生きています。

 

150mLほどお湯を入れて、昔どこかのテレビ番組で言っていた「おいしい紅茶の作りかた」を信じ、フタをしたまま3分ほど蒸らしていくと、無事に美味しそうな濃い紅茶が完成しました。

 

普段ならこのままテレビでも見ながらのんびり紅茶を飲むところですが、ふとこんな疑問が浮かんできてしまいました。

 

ティーバックの”限界”ってどこなんだろう?

 

という訳で今回はティーバッグの限界を知るべく、同じティーバッグから毎日一杯紅茶を出し続けて何日目に「限界」が来るのかを見つけ出したいと思います。

 

今回設定した「限界」は

①紅茶の「味」を感じられなくなった時

②紅茶から「色」が出なくなった時

③ティーバッグに「異常」(カビ・異臭等)が発生した時

の三条件のうち一つでも引っかかったらそれを「限界」としておきたいと思います。③は流石にこれで体調を崩したく無いという私の自衛のためです。

 

一応予想を立てておくと、おじゃる丸に出てくる「ウスイサチヨ」という売れない漫画家がティーバッグをハンガーに干して3回目の物を飲んでいた記憶があるので、3回までは普通の紅茶として飲めるのだろうと思います。

 

引用元:NHKアニメ おじゃる丸

 

おじゃる丸スタイル

早速先行研究(おじゃる丸)に従って、自宅のハンガーにかけて乾かしていきます。公共放送で放送されているアニメのやり方ならきっと上手くいk…

…床にポタポタと紅茶が垂れて大変なことになったので急遽方針転換します。

 

試行錯誤の結果、最終的にこの様にBBQの網をタッパーの上に置いて、出た液体を切りつつ乾かしていくことにしました。

 

毎日!紅茶生活!

それでは、このティーバックから毎日一杯づつ紅茶を入れていこうと思います。変化を分かりやすくするため、写真撮影時のカメラ設定と撮影場所は同じになるようにしています。

 

1日目

しっかりと正規の作り方で作ったのでとっても美味しくできました。普段はテキトーに色を出して満足していたので味も色も史上最高クラスの出来になりました。この状態を基準として100%とします。

 

2日目

カップから出す直前にティーバッグを降ったらまぁまぁ色は出ましたが、味はだいぶ薄くなってしまい、1日目の40%くらいしか出ませんでした。早くもチャレンジに暗雲が立ち込めてきました。

 

3日目

先行研究であるおじゃる丸のウスイサチヨ大先生が飲んでいる紅茶がこの濃さです。色はほとんど変わっていませんが、薄っすらと香りはまだ残っています。1日目と比べると20%くらいの濃さは残っていて、まだ「美味しさ」を見いだせるレベルを保ってくれました。

 

4日目

色は10%ほどになり、後ろの壁の白色がかなり透けて見えるようになってしま、香りも「電気ケトルで沸騰した水の匂い」が強まっています。味もぼんやりとしており、数キロ先にかすかに紅茶が見える様な…見えない様なという味になってしまいました。

 

5日目

色だけがわずかに(5%くらい)残ったものの、香りが完全に無くなり、味はただの白湯になってしまいました。あとはどれだけ色が出るかという勝負になってきました。この頃にはペットの様な絆が芽生え始め「がんばれ!がんばれ!」と応援したくなってきました。私の体調はまだ良好なままです。

 

6日目

この日も味も香りもないものの、わずかに色を出してくれました。ほんの僅かな茶色が出るだけで感謝されるティーバッグは居ないのではないでしょう。この数日ほとんど色の変化が無かったので、もしやこのまま色だけはわずかに出続ける状況が続くのではないか…そうすると私は一生この「薄味色付き湯」を毎朝飲まなければならないのではないかと不安になってきました。

 

7日目

そう思っていた翌日の朝、1週間で習慣となった手つきでお湯を入れると…なんと!背景の白のほうがはっきり見えるようになってしまい、色もほぼ0%になってしまいました。ティーバックの色も既に紅茶というよりもコーヒーの出し殻の様な黒色になりつつあったのでこれ以上は危険と判断し、ここで終了とすることにしました。

 

まとめ

この様に一週間同じティーバッグから紅茶を入れてみて、各日のコメントを見ながら作った体感グラフがこちらです。

紅茶を入れた時にする香りはすぐに落ちますが、匂いと色みは感覚として比較的長持ちすることが分かります。

とはいえ、毎日見続けてひとりアハ体験の様になっていたので、こうして改めてみるとかなり薄くなっていました。

 

実際に5日目以降の「色湯」を紅茶として喫茶店で出されたら激怒してしまうと思います。

 

ちなみに、今回利用した日東紅茶のHP「よくある質問」によると

Q.ティーバッグ1袋で何杯までいれられますか?

A.ティーバッグ1袋につき1杯が標準量です。
1袋で2回抽出すると、1杯目で紅茶のおいしい成分は出てしまいますので、2杯目はあまりおいしくお召し上がりいただけません。(後略)

 

・・・・・・・

 

・・・・・・・

 

本日のまとめ:ワンカップ、ワンティーバッグ

 

それでは、皆さんも紅茶を飲んで寒い冬を乗り切っていきましょう!もちろんその時は必ず一回でティーバッグを使い切ってくださいね。

 

おしまい

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