元彼をレンタルした話

ウソです
The following two tabs change content below.
辺野目えのん

辺野目えのん

皆様のおかげで生活をしています。

心も財布の紐も握られて——

通話リベンジ成功(?)から数日──
私は、彼の沼に片足どころか頭のてっぺんまでどっぷり浸かっていました。

きっかけは、週一で届く義務自撮り

契約初日から一週間経とうとしたある日、
まだ自撮りが送られてきていないと気付いた私は催促の連絡をしました。
その日は授業の内容も重く、疲れ果てて彼におやすみすらも送らずに眠ってしまいました。

翌朝。

珍しく彼の方からLINEの通知が来ていることに気付き、真っ先にトークを開くとそこには——

うわーッ!!!!!

自撮りだ!!!!!!!!!!!!

メロすぎる!!!!!!!!!!!

ちゃんとアプリを使って加工してる!驚きの白さ!漂白剤でも塗った??????

何より、自分の盛れる角度が分かっている。
普段キショい顔面してブルーアーカイブのエッチなイラストでシコっている男とは思えない顔面の良さ。

改めて見るとめちゃくちゃ顔がいい。やっぱあたしこの男のこと好きだ……

この記事を書くに際して、彼は顔出しをしないことを条件にしているので皆様にこの興奮を味あわせてあげられないのが残念です。独り占めさせていただきます。
むしろ顔出しで出来る可能性のある彼の顔ファンが増えるのを防止出来てよかったまである。

 

メッセージを見返しては「顔がいい…」と呟き、思わず送金。
もうお礼課金。こっちに何かしてほしいとかじゃない。
ただ彼の生活が豊かになってほしい。幸あれ。

とはいえ、折角払ったお金なのでやっぱり何かしてほしい。

 

それはそう。正論。

とはいえちゃんと対応してくれる。

も~~~~~~~本当にしゅき~~~~~~~~~~~~~~。

自撮りだけでもうこんなに心を完全に掴まれ、
「こんなにもいい思いが出来るならお金払うのも仕方ない」という気分にシフトしてきたところ。

翌日、更に追い打ちをかけられました。

前頁に乗せた「おはようボイス」台本、

なんと、新規に録音して、音声ファイル.mp3で送ってきてくれたのです……!

頼んでないのに!!!!!なんで!?なんのファンサ!?

しかもBGM,SE付

イヤホンで聞いて分かったけど、左右のパン振り(音を左右に分けること)まで無駄に完璧

何でこんな技術を持っているのか本当に謎。無駄なハイクオリティ。

この音声もプライバシー保護のために聞かせられないのが残念。

もうここまで来たら、勝手に口座のお金使い込まれてもいいなと思い込んでしまうほどに。

養いたい。彼のATMになりたい——

 

しかし、この甘さが、彼を更につけ上がらせてしまうことになるのでした……

集金手口の巧妙化

4月25日。

その日、事件は起こった。

普段自ら連絡してくることのない彼からの、一通のLINE。
突然の事態に過る、数々の不安——。

「通話時間とかしんどいのかな」

「もしかして契約解消……?」

「賃上げ要求……?」

妙な胸騒ぎがする中、通話をかけてみました。

 

prrrr……

どうかした?

ああいや、大した話やないんやけど……

 

 

将来さぁ、二人で暮らすってなったら、どのエリアがええんやろ

しまった。やられた。

 

こいつ、自分から前向きな将来の話をして、私から5000円かすめ取っていった。

完全なる不覚。契約書の、重箱の隅を突かれたような気分。

甘い匂いに誘われたあたしはカブトムシではなく、ハエトリソウに捕まるハエでしかない。

悔しくて枕を濡らした。これじゃレンタルする前と同じじゃないか。

この駆け引き、低所得者層の『かぐや様は告らせたい』でしか起こり得ない。

おかしい。若者の貧困はここまで進んでいる。

頂き女子も、闇バイトも、こういうところから始まるのである。

日本をなんとかしなければいけない。

どげんかせんといかん。

どげんかせんといかんのですよ。

若者よ、選挙に行こう。この日本を変えよう。

おまえら、聞け。静かにせい。静かにせい。話を聞け。

女一匹が命をかけて諸君に訴えているんだぞ。

↑三島由紀夫もメス堕ちするレベル

 

すみません。本当にショックで思想が強くなってしまいました。

泣き寝入りするしかできず、翌朝はご飯が喉を通りませんでした。

昼飯はビッグマック食べました。おいしかったです。

とはいえ、将来に明るい希望の光が少し差し込んで気がしたので、ビッグマックを食べながら二人暮らし物件をSUUMOでひたすら見ていました。
武蔵小金井あたりに住みたいなと勝手に思っています。

 

とはいえ、ここまでくると、「お金を払わなければマトモに取り合ってもらえない」という心境にまで到達。
もう戻れない。

ホス狂いやスパチャのしすぎで破産する人間の気持ちが今になってよくわかる。
「金の切れ目が縁の切れ目」 という言葉の重みが増していく。

私ももう課金中毒。何をしてもらうかも決めずに、とりあえず送金。
サービス後の彼もこんな風に、調子のいいことを言う始末。

私も言い返せない、むしろこんな風に冷たくあしらわれるのさえ愛おしく感じてしまう
最悪な共依存のループが完成してしまった……ように思えましたが——!?

The following two tabs change content below.
辺野目えのん

辺野目えのん

皆様のおかげで生活をしています。
タイトルとURLをコピーしました