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- 不純喫茶へ、せつない気持ちを捨てに行く - 2020-11-01
秋も後半。11月になりました。はじめまして、こやです。
肌寒くなってきましたね。同時に人肌も恋しくなる季節。人肌恋しいけど、人とは離れなければならない2020年。ん〜せつない。
「この際、せつない気持ち、もういらないな。」という訳で、捨てに行きました。
( 出家するみたいに喫茶店行くな! )
「不純喫茶ドープ〜せつない気持ちのゴミ捨て場〜」 です。
中野駅から徒歩5〜6分ほどで到着。中野ブロードウェイを突き抜けた先、道路を挟んだ目の前にひときわ目立つ、水色のテントと看板が目印です。
可愛い食品サンプルが並んでいました。カラフルなクリームソーダをはじめ、躍動感のあるナポリタンが魅力的です。何を頼もうか、ここでもう決めちゃお。
早くも「せつない気持ち」以上に「食べたい気持ち」になっている…。いい調子。
ドープ(2階)に向かって、階段を登ります。半濁点部分のテープ…手間暇かかっていますね。
ドア越しに、ピンクの光が漏れています。ワクワク。
ピンクの光の正体は、こちらのチェリーネオンでした。ん〜可愛い。横にはオリジナルTシャツがかかっています。
紙ナプキンも、グラスにも、ロゴが入っていました。レトロな雰囲気の中に、都会的でネオなニュアンスが含まれていますね…。
「もしやこれら、買えるのでは?」と思って調べたら、ありました。
→https://tokyogyozac.official.ec/
おっと。売り切れてる!人気!
見てみて〜。メニューにネオンが写り込んでいるよ〜。可愛い〜。
( 語彙が「可愛い」しかなくなる系のお店だわ…。 )
甘いものがたくさん!ホットケーキやアフォガートもあるんですね。はっ。クリームソーダに、はちみつレモンもあるのか…。悩むな〜。
入り口の食品サンプルを見て、何を頼もうかほとんど決めてたけど、気になるものが多すぎて注文までに時間がかかってしまいました。悩んだ末決めたのは、
クリームソーダ(580円)
後ろに鎮座する猫さんの視線…。そして期待を裏切らないルックス。メロンソーダの濃さも、アイスのボリュームも、チェリーも美しいです。
クリームソーダ飲みながらぼーっとしていたら、なんだかせつなくなってきたな…。
毎年毎年、正確にこの時期はせつなくなるなあ。あ、5月病と同じ感じか〜。じゃあ皆もきっとそうか〜!!…とか考えていたら、運ばれてきました。
ナポリタン(880円)
だし巻き卵サンドとめちゃくちゃ悩んで、王道のこっちにしました。
見て!!めちゃくちゃ麺が太い!!!うどんか?!
美味〜。ケチャップがとても甘かった!!しっかりしたベーコンと、ピーマンと、玉ねぎが入っていました。「結構ボリュームあるな、食べきれるかな…」と、心配してたけど、
気がついたら、全て食べ終わってました。
粉チーズやタバスコが置いてあって、途中の味変も可能です。甘いけど、麺が重くなくて、さらっと食べられちゃいました。間食の証に、レトロなお花がこんにちは。
ナポリタンを食べ終えたあたりで気がついたのですが、クリームソーダのアイスがちゃんと残っていました。個人的には嬉しいポイント。
「ソーダをごくごく飲みたい」「アイスも食べたい」「可愛いのがいい」
という欲張りな理由でクリームソーダを頼むので、ソーダがクリーミーになるタイミングは、自分で混ぜた時がいいんです。
クリームがすぐにアワアワになって、アイスどこいった?って事、よくありませんか?!氷に張り付いて飲みにくかったり、純粋なソーダを楽しめなくなったりしますよね。あれ苦手なんですよ。
( もしかしてクリームソーダってそこが醍醐味だったりします?私ズレてる…? )
ドープのクリームソーダは、比較的アイスが溶けにくく、少し時間が経っても、しっかりメロンソーダ部分を楽しめました。満足。おすすめ!しかし私がおすすめしなくても、9割くらいの人がクリームソーダを頼んでいました。
最後に、カウンターの端でお会計。完全キャッシュレスでした。お金に触らなくていいのは、このご時世ではありがたいです。でも、初めて行く人はお気をつけください!!
「コロナで大変ですか…?」と店員さんに聞いたら、土日は並ぶほどだそう。そして、お客さんのほとんどは10代、20代の女の子みたいです。
多感な時期ですもんね…せつない気持ち、捨てに来きたいよね…。いや、本気でせつない気持ちを捨てに来てるの、私だけか…。
内装可愛い、飲み物もご飯も美味しい、オリジナルグッズも展開している、モデルやアイドルも来ちゃう、だから人気なのでしょう….。
ドラえもんまでキャワな感じに…。お腹いっぱいで店を出ます。
せつない気持ち、最終的にどうなった?
あまりに重症だったので、はしごしました……….。
こちらは湯島の2号店です。10月下旬にオープンしたばかりなんだって。中野から湯島。近くないのに、はしごする元気よくあったな…。
「せつない気持ちのゴミ捨て場って…言ったよね?」
と言わんばかりの勢いで、ドアを開けました。
お店に入った第一印象は、「中野店に比べて落ち着いているな」でした。元の喫茶店を少し改装したのかしら。天井や床も照明もレトロで趣〜。
中野店は水色で、湯島店は緑色で統一されていて、比べるのが楽しかったです。
時刻は午後4時。さっきはお昼ご飯を食べたので、ここではおやつを注文しました。
昭和プリン(580円)
固めで、甘すぎなくて、でも濃厚で、めーちゃくちゃ美味しかったです。
正直、「映えそ〜」という理由だけで選んだけど、そんな浅はかな考えを、美味しさでひっぱたかれた感じでした…。
ニトロコーヒー(550円)
ニトロは「窒素」という意味。窒素コーヒー…?と謎だらけでした。後で調べてみたら、ドラフトコーヒーとも呼ばれているみたいです。「ドラフトビールのコーヒーVer.」って例えがわかりやすかったです。
コーヒーを樽に入れ、サーバーにセットし、グラスに注ぐ。なるほど〜。味は、アイスアメリカーノよりも、もっとさっぱりとした感じでした。氷が入っていなかったから、ゆっくり過ごすには最適かも。
チェリーのモチーフがお店にちらほら。何か意味があるのかな。クリームソーダやプリンのチェリーが関係しているのかな。
そういえば、あの真っ赤なチェリーって、喫茶店以外では、ほとんど目にしないな…。喫茶店に来た時にしか味わえないものって思うと、愛おしいですね。
お店を見渡すと、サラリーマンが一人、クリームソーダとプリンを頬張っていたり、ニトロコーヒーとプリン(人気だな)を食べながら、仕事の打ち合わせをしていたりと、中野店とお客さんの層の違いを感じました。私以外全員男性だった!
お店の人に聞いてみたら、近所の人も、興味を持って結構来てくれるそうです。
立地は、駅から近いとはいえ、若者の街という感じでもないです。お店は大通りに面しているのではなく、ひっそりと存在している感じでした。
もちろん、ドープを目当てに湯島に降り立つ人々はたくさんいるかと思うけど、こうやって、ネオな喫茶店が街に馴染んでいるのは、とても好感が持てました。
というか、来る時間、早すぎたー!!
はしごしたけど、酒場の時間に滞在できなかった。( そうゆうとこだぞ! )
せつなさには、やっぱお酒だよな。カウンターで一人お酒飲みながら、たまに隣の人と話したりして、せつなさを捨てて行く…っていうのが本来の方法なんだろうなあ。
な〜に、平日の昼間からせつなくなってんだ…。
ちなみに、「夜になると開きたくなる扉」というコンセプトもあるようです…。
次は夜に行こ…。
夜のメニューは、ご飯もののラインナップが充実しているようです。ソーセージとか、ハムカツとか、カレースパサラとか。
でもね。行ったら、食品サンプルにワクワクしたり、ナポリタンの麺の太さに笑ったり、クリームソーダのアイスに感動したり、プリン美味しすぎて少し泣いたり、2店舗を比べたり、写真をたくさん撮ったり、なんだかんだ、けっこう忙しく過ごせました。
せつなくなる暇、ほとんどなかったです。(ナポリタン待ってる2分間だけせつなかったけど。) あと、平日の昼間に行くのおすすめです。混んでなかったし、料理がすぐに出てきました。
個人的には、湯島店がお気に入りでした。( 完全に好みですが )せつない人には、湯島店の方が雰囲気合ってます。参考にどうぞ。
不純喫茶ドープ
◼︎営業時間:12:00-23:00
◼︎中野店:中野区新井1-9-3 2F
◼︎上野御徒町店:台東区上野1-8-3
◼︎グッズ:https://tokyogyozac.official.ec/2
◼︎Twitter:https://twitter.com/kissadope
◼︎Instagram:https://www.instagram.com/kissadope/
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