ナンセンス・ダンス・ガイダンス

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冬江

冬江

漫画家志望のセクシーデザイナー。

「日本のレゲエはレゲエじゃない」

「湘南乃風はレゲエじゃなくない?」

「不良ウケの音楽」

「自分の聴く音楽とは無縁」

  || ̄  Λ_Λ
  ||_(Д`; ) 「・・・」
   \⊂´   )
    (  ┳’

待ってくれ

そうなんだけど、そうじゃない。
少し誤解があるのです・・・。
私が今晩たった一夜でレゲエに対する印象を逆転させてみせます。

というのは言い過ぎですが、少し弁明させてください・・・。

ちなみにみなさんはレゲエを聴いてないようでめちゃくちゃ聴いてます。それも説明します・・・。

なぜジャパレゲはレゲエじゃないと言われるのか

そもそもレゲエにはでかく分けて2種類あります。(厳密に言うと違うと怒られそうですがわかりやすいように下記のように認識してください。)

①スカを遅くしたようなズッチャ♪ズッチャ♪という感じのボブマーリー系(通称:ルーツ)

②誰でも踊れるようなダンスミュージック系(通称:ダンスホール)

日本ではレゲエと言っても①しか認知されていませんが、2000年初頭から流行ったジャパレゲは②も多いんです。そこがまず「日本のレゲエはレゲエじゃない(ボブマーリーっぽくない)」につながっているのだと思います。あともう一つは音がレゲエなのに歌手が全然ジャマイカっぽくない載せ方で歌っているかの2パターンんですね。

FM802ですら②の曲を流す時、南米ラテン音楽と誤った説明をしてしまっていますが、根幹はカリブ海のダンスホール音楽なんです。

ではダンスホールってどんな曲か、世の中に潜むダンスホールなどを説明します…。
(間違えてるとこあったらすいませんが指摘お願い致します・・・。)

ダンスホールってどんな音楽?

始まりは1970年後半~1980年代のこと。

ボブマーリーが死去するわ政治も非常に悪いわで、ジャマイカ国内のレゲエ(ルーツ)ブームが終息して国のバイブスも最悪だった
そんな時、

「ギャルの尻見てたらムラムラする♪ギャルの尻♪」

とか

「オレめっちゃ強いです♪めっちゃめちゃです♪」

みたいな歌詞がエッチだったりポジティブだったりする曲が生まれ、そしてめちゃくちゃ流行りました。沈んだ心を照らしたのです。そんな民衆に向けた踊れるバイブスソングこそがダンスホールなのです。
(下記は当時流行った人の曲です。レゲエ好き以外は「古臭い曲だな」ってなるだけだと思うのでこれは再生しなくていいです…)

Zungguzungguguzungguzeng

その後、ダンスホールは打込み音楽の出現・近隣諸国の音楽との交流によって発展して今日に至る…というわけです。

具体的な音楽の特徴はというと、
今日のダンスホールはジャマイカ国内の音楽はもちろん、ソカ(トリニダードの音楽)やレゲトン(ラテン音楽とレゲエ・HIP-HOPの融合した音楽)と影響しあいまくりレゲエの要素が薄れ、だいたい下記のようなリズムが一般的なものになっています。

Sean Paul – No Lie ft. Dua Lipa

この曲のメロのリズム・サビのリズムの2つのどちらかがほぼ必ず使われます。わかりやすかったのでこれを紹介しました。

ちなみにSean Paulはダンスホールの帝王と呼ばれるジャマイカの方です。

特にサビのリズムは皆さんが聴くEDMでもアイドルソングでも邦ロックでも聞いたことのあるのではないでしょうか。

このリズムはジャマイカのKuminaという宗教音楽や、プエルトリコのBombaという音楽などアフリカン音楽由来のカリブ海地域の伝統音楽によく見られるリズムですのでダンスホール固有のものというわけではないのですが、現代ダンスホールの代名詞的なリズムになっています。

TIPS
これだけ身近なダンスホールですが、ジャマイカ音楽よりもそれを上手く吸収したレゲトン(ワイスピのテーマなど)ばかりバズってしまったせいでジャンルはラテン音楽に区分されてしまい、
その後もレゲエ好きな著名プロデューサー達(Diploやデビッドゲッタなど)の曲やKygoのリミックスなどでダンスホールが大バズしたのですが、EDMによくあるパターンくらいの認識になりジャンルとしての地位を喪失するなど、ジャマイカ音楽ファンにとっては複雑な展開が現代まで続いております。

なんだこれ?ってジャパレゲはダンスホールだった!?

もちろんルーツレゲエも大切にしていらっしゃるアーティストの方はめちゃくちゃいますが、基本的に表立って出てくるのはダンスホール派が多いと思います。

それが原因でレゲエじゃないじゃん!となっちゃうのです。(ちなみにMINMIや湘南乃風のヒット曲の多くはソカのトラックを使っているので本当にレゲエじゃないのですが・・・。)

例えば下記のMINMIとm-floのヒット曲はボブマーリーみはございませんが、ダンスホールをある程度意識した曲なのです。

m-flo loves MINMI / Lotta Love -m&M mix-

ダンスホールのエッセンスとなるリズムが取り入れられていますね・・・。

下記はジャマイカらしさが強い時代のダンスホールもののジャパレゲです。ダンスホールがここから様々な音楽を吸収して現代風になるまでの足跡が見たい方は是非・・・。

peter man feat jun / wonderland go go

日本のレゲエアーティストはダンスホールの世界の流れに逆らって、骨太なレゲエ(80-90sの初期ダンスホールやルーツを意識したもの)も多く、メディア受けが悪いのかあまり出ません。

そうした偏ったメディア露出もジャパレゲへの偏見につながったのかもしれません・・・。

Fire Ball – Reggae Bus

まあそんな感じで、ジャパレゲもしっかりレゲエリスペクト満点であるということを知って欲しかったのです。

知っていただけたのではないでしょうか!

日常に潜むレゲエ

ルーツやダンスホールは以外にも今時の曲に多く潜んでおります。ナオトインティライミもダンスホールをよく使いますが苦手なので紹介しません・・・。

アンジュルム『恋はアッチャアッチャ』(ANGERME [Love is Accha Accha])(Promotion Edit)

アラブ調の音楽をダンスホールにミックスさせることで流行っぽくなってます。

Ed Sheeran & Justin Bieber – I Don't Care [Official Video]

あのEd Sheeranもダンスホールっぽい曲を出しています。このリズムは2003年頃にGleen Sleevesが出したBAD COMPANY RIDDIMというダンスホールのトラックにそっくりなのです。

2017-2019年のEDMや洋楽はダンスホールがリリースされまくった印象ですが、そこから少し変化をつけるためにジャマイカンダンスホールへの回帰が見られていますのでレゲエブームがようやく来るのでは!と思っています。

ちなみにアニソンでもレゲエは時々登場します。この方のブログでレゲエっぽいアニソンが紹介されています!レゲエ好きなのにオタク文化に理解があってすごい!(?)最高!

冒頭で「そうなんだけどそうじゃない」と言ったのは

日本の現場はもっとジャマイカ色が強かったりして、逆に70s~90sのレゲエの感じが薄いダンスホールに対して「レゲエじゃない」と言うレゲエ好きの人達がとても多いです・・・。

もっとコアな人たちはジャマイカ弁英語(パトワ)特有の文頭・文末どちらかに勢いが偏ってタッタカタッタカ喋るレゲエ以外をレゲエと認めていません。

こういう人たちは私の1000倍くらいレゲエに詳しいので私のこの記事を読んでも「浅スギィ!」となっていると思います・・・。

しかし、少しはレゲエの認識が変わったのではないでしょうか

これにて一件落着落着〜。

最後に今年一番かっこいいと思ったダンスホールレゲエを貼っておきます。この記事はこの曲を聴いてもらうだけの記事です、よろしくお願いいたします。

Shenseea – Blessed (feat. Tyga) (Official Music Video)
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