かつおぶしでくるぶしを作ってみた

工作
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大町四天王
キリストの壁画を修復したおばさんほどの画力ですが絵を描いています

こんにちは、大町四天王です。

皆さんはくるぶしをご存知でしょうか?足首の両側にある骨の突起の事です。

くるぶし – Wikipedia

 

そもそも体の一部なのに知らない事が多すぎますよね?

何の為にあるのかも謎ですし、何の為に両足に2つずつあるのかも謎です。わたしたちはくるぶしのことをよく知らない。

そして何より名前も渋すぎないですか?くるぶしって。なんか侍みたいな武士みたいな。無精髭が似合う大男感ありますよね…探れば探る程くるぶしの謎が深まるばかりです。しかしそのぶん魅力も感じます。

くるぶしくるぶしと連呼していたら、ダジャレを一つ思い浮かんでしまいました。

せっかくなのでこの場を借りて発表したいと思います…

 

 

 

鰹節のくるぶし!!

 

 

 

別に滑ってもいいんです。思いついたのだからしょうがない。ここで思いました。

 

この『鰹節のくるぶし』実際に再現できそうじゃないか?

 

再現できたら面白くなりそうじゃないか?ダジャレを実体化してみたい!ということで思い立ったら即日実行!実際にこの鰹節のくるぶしを作ってみる事にしました!

 

鰹節のくるぶしを作ろう

まず作業の流れとして鰹節のくるぶしを再現するのに彫刻の要領で作業を進めていく事に決めました。

 

こんな感じの木彫りが理想です。

僕自身何の知識もないですが、鰹節はほぼ木なのでたぶん上手くいくと思います。

材料はすべてアマゾンで購入します。鰹節と彫刻刀が買えるアマゾン最高。

 

鰹節。

丸々一本ははじめて見ました。お好み焼き屋に行くと”ご自由にお使いください”の鰹節を容赦なく使いまくっていた大のブシスキー(鰹節好き)の僕としては凄く感動でした。

そして鰹節の丸々一本って思ったよりちょっと小さいんですね、ものまね芸人と一緒だなと思いました。(ものまね芸人は小柄という偏見)

 

彫刻刀。

千円ちょっとの値段にしては本格的でカッコイイ。丸刀とか三角刀とか小学生ぶりなので懐かしいです。腕が鈍ってないといいですが…

 

早速削りましょう!

 

一発目は平刀でごっそりいきます。

意外と削りやすい。あと鰹節の匂いが凄い。なんかうまくいきそうですね。

この調子でどんどん削っていきましょう。

 

ちなみに見本は僕のくるぶしの写真。

 

そして作業風景はこんな感じ。写真を見ながら削っていきます。

最先端の彫刻師っぽくてかっこいいですね。バレー界にデータバレーが入って来た時の再来のような感じがします。データ彫刻と名付けましょう。

作業は順調に進み…

 

だんだんくるぶしっぽくなってきました。

するとここでハプニング!

 

彫刻刀が滑り床にダイビングし少し傷がついてしまいました。少しですが修繕費に2万くらいは飛ぶでしょう、心が折れそう。

 

これからも同じことが起こるかもしれないので、補助で新聞紙の下にタオルを敷くことに、もう2度と同じ惨事が起きぬよう対策をします。

つぎ心が折れたら間違いなくこの作業はできなくなるので気をつけます。

最後の仕上げに取り掛かりましょう。

 

やすりで表面を綺麗にしていきます。

心を込めてヤスリをかけ始め30分が経過。遂に完成しました。

 

わかりやすく

 

いろんな角度から

 

お送りしております。

 

凄い!ほぼくるぶし!実際に本物と見比べてみても!

 

一緒!!双子のようにそっくり!ほぼマナカナ!

それにしてもなんというハイクオリティ!

 

鰹節のくるぶし完成!

 

食べてみよう

せっかくなので完成を祝して作成した鰹節を頂きましょう。と言っても当然かたいですし、なによりせっかく自分が生み出した愛する作品を食べるなんてことは出来ません。

なので今回は作成中にでた鰹節のカスを食べたいと思います。

 

これです。

 

味はご覧の通り不味かったです…

金持ちが飼ってる猫のように豪快に毛玉を吐くくらい不味いです。

おかしいですね~。普段食べているやつはあんなに美味しいのに…

欠片だから美味しくないのか?あの薄さだから美味しいのか?

感想は普通に鰹節の匂いのする木を食ってる感覚でした。

※薄くする器具を持ってない方には鰹節丸々一本はお勧めしません。薄くするやつを購入することをお勧めします。

 

ここで目的は果たしてしまったのですが、くるぶしを作っている途中もう一つ作ってみたいものができたので、続けて作ってみました。

 

鰹節でカツオを作ってみよう

ということでカツオを作ります。そうです、魚のカツオです。くるぶしは一旦置いておきましょう。

カツオとなるとくるぶしとは違って形が複雑になるので慎重に作成します。

 

見本:ガチのカツオ

 

ある意味『魂のサルベージ』ですね。さあ、元の姿に戻してあげましょう!!

※サルベージ(沈没船の引き上げ作業)

 

ざっくりと下書き

 

削る

 

ひたすら削る

 

ここで初めて平刀だけではなく三角刀や丸刀を使いカツオの顔を掘ります

 

完成です!!

 

鰹節がカツオに戻った奇跡的瞬間です!

カツオのことを思うと感動で涙が出そう。ていうか、出た。

今この画像の右上にテレビのワイプがあったら、ワイプの中で榊原郁恵さんが号泣していることでしょう。

 

おわり

達成感を感じながら、ふと部屋を見ると…

 

写真では見えにくいですが、鰹節の細かい破片と鰹節の粒子が部屋中に散っています。

最悪ですがひとつの奇跡的感動を生み出したと思えば大した犠牲ではありません。

それにしても洗っても洗っても手が臭い…これでは一日中カツオを感じながら生活しなくてはなりません。今もカツオの匂いのする指でカツオを感じながらパソコンを打っています。

みなさんも鰹節でいろんなもの作ってみたら一日中カツオを感じる事ができる様になるのでやってみてくださいね!

 

【鰹節のくるぶし作成】

制作時間4時間 製作費4000円 修繕費20000円

 

おしまい

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